補聴器は一般に高額で使いにくい商品とのご認識が一般的ですがこれには補聴器故の機器の特性と、お使いになるご本人さまの生活の利便性が関係しています。

　眼鏡の場合、見えなくてお困りの方とは「ご本人様」という事になります。

　見えにくいという事は運転が出来ないという事に繋がったり、新聞や好きな本が読めない等の不具合が発生します。その不具合に対して眼鏡を使いますと、視力が回復し運転が出来る、本が読める等の効果があるわけですが、これらはすべて

「ご本人」

にメリットがあるわけです。

　この「眼鏡をおすすめするお客様」に対しまして「補聴器をおすすめするお客様」とは、実は殆どの場合がご本人はお困りでないことが多いのです。ちょっと考えますと「どうして？」となりますが、ご本人はとても静かな生活が出来て「このままでよい」とお考えのお客様がとても多いのが事実なのです。

　ではどなたが購入されたいのかと言いますと、おおくは「ご家族」の皆様です。

　少し耳が遠くなってしまわれた方を仮に「A様」としますと、A様は電話の音がわからないために電話に出ることも少なくなり、テレビの音をつい大きくしてしまう為に、家族の皆様から「もう少し小さくして」と言われます。ところが小さくしますとテレビの音が聞こえないのです。もっと言いますとA様は皆様に気を遣って最初から自分では小さな音でテレビを観ていらっしゃるのです。

　補聴器はそうならないためにご家族がいつまでもA様とコミュニケーションを取りたいと願い、使ってねとプレゼントされるケースがとても多いのです。

　A様に快適に使って頂くためには当然「よく聞こえなくては」なりません。

　その為に長年にわたり様々な技術がこの小さい機械に注ぎ込まれています。よく通販で「補聴器」を１万円から２万円程度で紹介していますが聴力測定をせずに作られた補聴器は眼鏡で言うならば「既成の老眼鏡のような商品」といえるものでしょう。　　　　　　　　

　確かに何もないよりは善いのかも知れませんが、通販で購入されたお客様のなかで満足されておられる方は少ないと聞いています。音はラジオの原理でも大きくできますが、補聴器に入っている技術は高性能コンピューターを開発するくらい大変な技術です。一般にシーメンスやオーティコン、GNリサウンド等の海外メーカーは有名です。国内ではコルチトーンやパナソニック等も大変有名です。

　補聴器の場合、常に日本製が世界一というわけではないと私は考えています。

　それは開発の歴史が歴然と違うからです。

　先日お客様がご来店された時に「来年くらいに世界最高の技術が詰まった補聴器が１万円前後で発売されるという噂をきいた」とおっしゃっておられましたが、私は「あり得ないこと」と思っています。現在の最高水準の補聴器は４０万円から７０万円ほどだと聞いております。それだけの技術が１万円で可能ならば、それは本当にお客様にとって朗報なのですが、現実は不可能と考えています。

　８００万円のレクサスが２０万円にはならないと思うからです。

　とかく高額な事でお客様に軽々しくご紹介できない補聴器という機器ですが実際にその機能をお困りの方に体験して頂ければ良さは伝わります。

　結果として高いとお考えのお客様が無理をしてご購入されても、私はあまり好ましい結果は出ないと考えています。

　これは素晴らしい機器だ。このように優れているものを探していた。そのようにお感じになられる方こそ、きっとご満足頂ける商品になることでしょう。

　それからもう一つ、大切なことは補聴器は万能では無いことをご認識頂かなくてはなりません。その理由は当店で試聴されてみられますときっとご理解頂けるものと考えております。

　リサウンド　アズール

　リサウンド　エクスプローラー

　リサウンド　ジーガ

　どの機種も当店が自信をもってお奨めいたします高性能補聴器で、素晴らしいデザインです。耳元のオシャレも兼ねた新しいタイプの補聴器を是非一度ご体験ください。